2月4日投票の京都市長選に向けて、鈴木元氏が連日Facebookに記事を投稿している。今回も全文を転載してご紹介したいのだが、鈴木元氏が訴えている核心は何か?それは、接戦を乗り切るために現職陣営は死に物狂いで利権構造の維持のために動いてくる。それを凌駕するだけのウイングを広げ切ること、そして組織戦が必要だということだ。組織戦を勝ち抜くために、現状で良いのかということを問題提起している。
はっきり言って、どの個人演説会でも共産党幹部がメイン弁士扱いで同じ話をどこでもやる、そんな旧態依然とした弁士配置では、競り負け兼ねない。
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京都市長選挙、残る4日間、投票箱の蓋が閉まるまでの奮闘が勝負
京都市長選挙いよいよ最終盤になった。これからが勝負である。マスコミ報道はニュアンスに多少の違いはあるが「激戦」に変わりはない。勝負の鍵はウイングを広げることと、最後まであきらめない組織戦である。
ウイングを広げる点で気になるのは毎日の赤旗報道で福山氏を応援している弁士が共産党しかいないような報道である。れいわや新社会党や社民党、立憲有志等が福山氏を応援していることをウイングの広がりとして報道でもっと全面的に知らせる必要がある。そこが勝負の第一だろう。
昨日も書いたが最後は京都市政に群がる利権集団の執念と、庶民の暮らしが破壊されている今、何としても庶民の立場にたった福山市政を打ち立てるかの勝負の組織戦である。過去の激戦において惜敗したのはこの取り組みにおいて利権派に負けたのである。私が闘った木村万平さんの321票差は京都市内の約300の校区で言えば1校1票差で敗れたのである。雨降る中、野中広務の陣頭指揮で土建屋を中心に車を手配し「危険防止活動」を徹底することによって「逆転」されたのである。相手に行く票をこちらの支持に変えれば上下2票の差になる。だから事前のマスコミ予想で横並びの激戦と書かれていても蓋を開ければ何万票単位の差になって終わる場合があるのである。あきらめず投票箱の蓋が閉まるまでの危険防止活動を含めてこの4日間が活動が福山勝利の決めてだと頑張るかどうかだ。
ところで先に記したように赤旗報道を見ていると福山選挙は共産党が丸抱えでやっているような印象を受ける。すると選挙結果において「勝利」しても、「惜敗」しても、「共産党が前面に出て反共攻撃と闘ったから『勝利』『惜敗』したのだ」と総括する危険がある。そしてこれを全国的教訓して今後の首長選挙の方針として進めることである。たとえ「勝利」しても、そのような総括・教訓は駄目である。統一戦線において共産党は対等平等で、出すぎず引きすぎずで全ての革新勢力が思い存分奮闘できる条件整備に務めるべきである。
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