鈴木元氏 福岡県党の名ざしの批判にこたえる

鈴木元

8月の全国都道府県委員長会議で党勢拡大で全国をけん引する活躍で特別発言をした日本共産党福岡県委員会が、鈴木元氏の論考が気が気でならないようだ。
名指しで鈴木氏を批判している、とのことで、鈴木元氏がそれらの批判にFacebook上でこたえているので、全文を転載する形で紹介したい。

鈴木元。昨日26日は、他の仕事で早朝から福知山にでかけたので「赤旗」は読んでいなかった。帰宅して読むと6面の党活動欄に志位委員長の島根県での懇談会記事の隣に、福岡県党の「反共主義に負けられない」と言う記事が掲載されていた。
 福岡という言葉が気になって読んでみた。すると「党から除名された人物が、党員拡大で全国をけん引している福岡県党の活動をやゆし、妨害に躍起となっている」と書き「こんな反共攻撃に断じて負けるわけにはいかない。党勢拡大が階級闘争の焦眉の課題になっている党員拡大で飛躍をつくり、大会現勢を回復・突破しよう」と訴えました。と報道していた。


私の発言は反共攻撃なのだろうか?

福岡に関しては、この一つ二つ前のフェイスブックで「福岡に異変①②を」書いただけである、誰が読んでも反共攻撃などしていない。皆さんも再度読んでいただきたい。この「赤旗」の26日の記事では全く触れられせていないが、既に書いているように福岡県委員会は県常任委員の神谷氏が松竹氏の除名に異論を唱えSNSで発信したことをとらえて処分を検討していることが産経新聞に掲載された。私は「そんなことをすれば国民から見放されますよ、中央もかかわって、こぶしを上げてやれなければ民主集中制は崩れますよ」との述べ、「どうする福岡」「どうする中央」と問いただしたのである。それがなぜ反共攻撃になるのか福岡県委員会内田県委員長には説明していただきたい。
 「赤旗」での内田県委員長の発言の下になったものとして「県委員長と地区委員長の連名のアピール」があるが、福岡の友人が参考にとスキャンして送ってくれた。
そこでは
 党を攻撃する本を出版し、記者会見を行い、党から除名された松竹伸幸氏と連絡を取り合い、分派活動に及んで除名された鈴木元氏は、そうした私たちの活動に対して「共産党の志位指導部は相も変わらず、出来もせず、全党を苦しめているだけの130%目標を達成するために会議を開催し・・・・福岡県委員長が特別報告、つまり拡大県として持ち上げられて発言している。しかし、そんなに遅くない時期に福岡でも矛盾が露呈するだろう」などと、悪罵をなげつけ、こともあろうに福岡県党の党勢拡大の失敗をあえて願い、妨害に躍起となっています。  
と私の名前を挙げて記しています。。
 ところで私は異変の①の冒頭で、かつて拡大の模範県として赤旗で持ち上げられていた愛知県と岩手県の委員長が、内部告発で水増しをしていたことが明らかになり処分されたことがあり、無理をされない方がいいですよと指摘した。今、全国的に志位指導部の一面的な130%拡大目標に応えるために、日曜版読者を含めたすべての赤旗読者に「革命政党」である日本共産党の入党申込書をもっていって入党を勧めたり、すべての民青同盟員を党に迎えるために入党を勧めるなどの機械的なことが行われたりしている。まさか福岡県党はそんなことしていないでしょうね。そんなことをすれば、なかには読者や民青を辞めたり、入っても直ぐに未活動党員や離党する危険があることは目に見えている。それで「目標を達成」しても、神谷氏の処分など行えば、大量減紙、そして折角拡大してきた多くの民青同盟員を失うことになるでしょう。神谷氏処分などやめておくべきである。この警告的指摘が反共攻撃とか「妨害に躍起なっている」ということになるのでしょうか。私は貴方がたより永く党活動をしてきて、こうした「期日を定めた目標達成のための」機械的行動がどのような結果をもたらすか何回も見てきました。入党の勧めは、こちらの必要性からの数の追求として行うのではなくではなく、相手の人の心の成長を見極めた抑制された落ち着いた行動が必要です。ましてや神谷氏の処分など辞めておきなさいよと指摘しているのである。京都では一番、全国的にもなくとも何年も党員拡大ベストテンに入っていた老人からの意見である。
 なお付言すると内田県委員長は「党勢拡大は階級闘争の焦点になっていると」言っています。政党間闘争の最大の課題は選挙闘争です。党勢拡大はその前進のための一分野の活動です。選挙は全有権者を対象とした活動で党員のみならず支持者の人の協力も大切です。それに対して党勢拡大は基本的には支持者に対する党員の活動です。福岡県が今、力を入れている党員拡大は機関役員、議員、支部指導部など党員の極一部の人々による活動です。党員拡大を最大の焦点として長期に活動すればを党員の一部による活動スタイルを続けることになり、党活動をいびつな物にして行くことでしょう。

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