共産党の再生プランと党大会

管理人のコラム

この間の当ブログ。鈴木元さんや松竹伸幸さんの活動の紹介がメインで管理人のコラムがほとんど書けていないな、と反省している。
と言いながら、今回も鈴木元さんの動画の紹介になるのだけれど。。

昨日は、鈴木元さんのYouTube動画の撮影があった。ご本人がFacebookにまた書くかもしれないので、内容は僕からは控えておくけれど、かなり重要な発信を行っている。
共産党という公党の除名処分というものが、こんなにも安易に無責任に行われてよいのか?とあらためて怒りが沸いてくる内容となっているので、ぜひ楽しみにしておいてほしい。

ところで、昨日は鈴木元さんと一緒に共産党の志位和夫委員長が発表した「経済再生プラン」の発表記者会見をみた。

僕は、なんでもかんでも共産党に対して悪口を言いたいのではない。
今の経済状況、国民の生活状況を見れば、有効な経済対策の実行は待ったなしの課題であることは明らかだし、共産党がそのための提言を行うということは大切なことだ。だから、提言の発表自体は是とする立場だ。

けれども、会見の中で、記者から「時給1500円を掲げたのは共産党が一番早かった。いつから掲げていたか?」と絶好のパスを送ってもらえたのに、志位委員長、田村政策委員長二人とも、即答ができなかったことが映像で世界に発信されてしまったのは、なんとも情けない話ではないだろうか?

また、志位委員長が発表した経緯も「どうなんだろう?」と思う。
鈴木元さんは、あとから紹介するYouTubeで「お飾りみたいに」って言っちゃっているけれど、まさしく志位委員長の会見に同席をしているだけ、という印象を強く与える結果となった。
これは、僕の感想、観測だけれど、これで次期田村智子委員長というプランは、かなり後景に追いやられたのではないか?と思う。
実際、党大会めざして、130%の党勢拡大追求しながら目に見える成果があがっていないもとで、志位委員長にとっても、ここでやめるわけにはいかない状況に追い込まれているのも確かだろう。
(いやいや、あなたが党首だからこの結果なのでしょう?!と言いたくなるし、その悪循環がいまの現状をつくっていることに気づかないから深刻なのだけれど)

この経済プランが発表されたことで、全国の地方議員が先頭にたって、商店街、経済団体など、広く訪問して対話をし共同を広げよう、そして党勢拡大につなげよう、というよびかけが行われるのだろうが、このプランの実現って、そう簡単にできることではないと、個人的には思っている。

40兆円規模の積極財政ですよ。もちろん単年度ではないのだけれど、年間予算の約半分の予算を経済対策に複数年度にわたって捻出し手当していく、というプラン。抜本的というけれど、あまりに大きすぎる話で、「で、どうやってこれを実現させるのですか?」と他党から突っ込まれることは想像に難くない。
言わないよりは、言ったほうが良いに決まっているし、やらないより実現のために声をあげて行動するほうが、よいに決まっているので、この点については、今は何も言わないけれど、労働運動、住民運動を大きくおこしながら、その世論を背景に、という戦いを組織しないと、あまりに壮大な規模だな、というのが率直な感想だ。

最後に、党大会との関係はどうなのか?それも率直に思ったこと。これについては、鈴木元さんが語ってくれているので、その動画を紹介して、久しぶりの管理人コラムを締めようとおもう。
志位さんは、岸田総理に対して、解散をもてあそぶことなく、臨時国会を開き、経済対策などトコトン論議を行い、国民の運動と世論を背景に解散・総選挙に追い込むことが基本スタンス、と述べた。
ということは、この10月から1月までの間に、解散・総選挙ということが、当然視野に入ってくる。
一方で、10月5,6日で党大会を招集するのでしょう?両方を同時に準備するなんて、本当にできるのか?
個人的には、松竹さんの除名再審査という大きな課題があるから、なんとしても開いてほしいと思っているけれど、これがまた再延長みたいになったら大変だ。
そういうことも含めて、しっかりやってほしいと心から思うのだけれど、これもは反共攻撃と受け取られるんだろうな。やれやれ、だぜ(ジョジョ風に)


コメント

タイトルとURLをコピーしました