鈴木元氏の精力的な批評活動が止まらない。神谷貴行氏の処分をめぐり、いったい党福岡県委員会では何が起きているのか?
全文をご紹介する形で追いかけていきたい。
鈴木元。9月21日 福岡県委員会に異変
統一地方選挙の後に開催された第八回中央委員会総会において、あいも変わらず「130%の党勢拡大」が提起された時、党勢拡大の模範県として福岡県委員会が特別に紹介された。私はこの時、かつて拡大の模範県として紹介された宮城県や愛知県が、その後、水増し請求していたことが明らかになり、県委員長が処分された事を紹介し、福岡県委員会が無理を重ねて問題にならないことを指摘した。
ところが昨日20日の産経新聞において「共産党また異論封じ処分」「福岡県委員会、除名見直しの主張巡り」と報道された。そこでは県常任委員の神谷貴行氏の処分を検討中と記された。神谷氏は党の専従幹部であると当時に漫画評論家として活躍し社会的に大きな支持を集めている人物で、福岡市長候補としても闘ってきた人である。神谷氏は県委員会総会において「松竹氏の除名処分は道理に合わない。中央委員会に撤回を求めるべきだ」と主張したが否決された。その経緯をSNSで報じた。県委員会は、それを「党外で意見を述べた」として処分しようとしているのである。
私や松竹氏は23年間党首の座にあって選挙でも党勢拡大でも後退させてきた志位氏に対して責任を取るべきであるし、党首は全党員参加による党公選制で選ぶべきであると主張してきた。これは党内問題ではなく広く社会的政治的問題であると論じてきた。これに対して志位指導部は問答無用に私たちを除名処分したのである。神谷氏はこれに異論を唱えたのである。それを福岡県委員会は処分対象として検討していることを明らかにした。SNSを見れば、そのような意見は飛び交っている。共産党はそれを全て処分の対象とするのであろうか。これは大問題である。赤旗では報じられていないが19日の小池書記局長の記者会見において、福岡県委員会が検討してることを認める発言が行われ産経新聞において報じられたのである。そのようなことをすれば、共産党のあり方が問われる新しい段階に入るだろう。止めるべきであることは言うまでもない。注目して行きたい。
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