長崎3区島根1区東京15区の補欠選挙。自民党惨敗、維新に陰り、野党連合共産党はどうするのか
自民党は保守王国の島根一区でも議席が取れず、三つの選挙区全てで立憲が議席を獲得。金権腐敗政治の自民党は国民から厳しい審判を受けた。また維新の会は立憲から大きく離された。現状否定の言動で支持を広げてきたが、それでは何をやるのかの答えが万博とIRというお粗末さで急速に支持拡大の頭打ちに直面していることが明らかになった。
共産党小池書記局長は記者会見において「野党共闘の勝利だ」と言った。私は繰り返して言ってきたように自公政権に勝つためには野党共闘しかない。問題は共産党は次の総選挙にたいしてどのような立場で望むのかである。政権交代を臨む野党共闘のためには安保・自衛隊容認を言わなければ立民、国民の党との連合などあり得ない。しかし松竹氏の「野党連合政権では安保・自衛隊の活用は認めざるを得ない」という主張にたいして「綱領違反」として除名した共産党はどうするのか。あくまでも安保破棄・自衛隊解散を主張するのか。それでぱ野党共闘などできない。どちらの道を取るのか明確にしなければならない。
実際のところは、今回の補欠選挙と同様に曖昧に政策・組織協定なしに無条件に候補者を下ろし立民の候補者を支持するという態度を取るのか。それは共産党の支持基盤を潰していくだけであろう。国民・党員・支持者に納得できる説明をすべきだろう。選挙結果から岸田首相は自ら解散総選挙は出来なくなってきたが共産党は解散・総選挙を求める大衆運動を呼びかけず、自ら国会前集会・デモなどを組織する気配も示していない。その一方、志位議長は「人間の自由」こそ未来社会の最大の魅力との全国講演を開催するなどピンボケもはなはなだしい。そんな未来社会など現在の政治情勢と関係ないし、日本一国で資本主義を克服した社会など出来る訳がない。もう志位氏の頭の中での夢想で共産党を振り回してほしくないし、誰も止められないのか。しかも「人間の自由」を説いている共産党は第二回中央委員会総会の秘密報告で、党指導部に批判的意見をSNSで述べているもの見つけたら報告するよう指示し、規約違反として追及すると言っているのだからどうしようもない。
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