鈴木元氏が新刊の構想を発表!「志位和夫氏への手紙」続編!

鈴木元

除名処分から半年を前にして 鈴木元。

 今年の3月16日、私は主として「志位委員長への手紙」(かもがわ出版)を出版したことを理由にして除名された。

 地元京都を含めて、この除名をめぐって私を批判する人はめったにいない。多くの人は「よく書いてくれた」「何も出来ないが支持しています」などの声を寄せていただいている。

「その後、どうなっていますか?」という声も多く寄せられている。

それで私は「続・志位委員長への手紙の」(仮題)の出版を考えている。

 その前に、この「除名処分」が余りにも理不尽であることを一言述べておきたい。除名処分を当然視する人は主として二点を挙げている

①党内問題を党外で出版した。

 「何回も選挙で敗れ続けていれば責任を取って党首を辞めるべきである」などは党内問題ではありません。党首は私人ではなく公人です。どの党の党首に対しても選挙で敗北すれば「責任は」と問われることはマスコミなどで広く論じられている社会的・政治的問題です。

 志位委員長の下で、最近だけでも2021年の衆議院選挙で12名から10名に後退、続いて2022年の参議院選挙で前回の7名から4名に、そして今年2023年の統一地方選挙で県会議員・政令指定都市議員選挙で2割りの議員を落とすという大敗北をしたのです。「志位氏は責任を取ってて辞めるべきである」は党内問題ではありません。まさに社会的・政治問題です。それを書いたら「党内問題を党外で書いたから除名処分だ」などはまさに国民に納得してもらえない主張です。

②「党首公選制」など党の決定と違うことを党外で出版した。

 党の規約では「役員は選挙で選ぶ」と書かれているだけです。「党首公選制を取らない」とは決めていません。2021年の衆議院選挙で敗れて以降、党の内外から「志位委員長は責任を取って辞めるべきである」「党首は全党員が参加した選挙で選ぶべきである」の声が広がり始めました。そんな中、昨年2022年の参議院選挙直前の5月28日、突然「赤旗」において責任も権限もあいまいな党建設委員会の名前で「党首公選制にすれば派閥が生まれ、党が分裂する危険がある」等を説き党首公選制に反対する論文が出された。それ以降、それが党の決定であるかのように扱われていますが、それこそ規約違反です。党の規約では党首公選制は取らないなどとは書かれていません。党大会はおろか中央委員会総会でも決められていません。党規約で定められていない事を根拠に松竹氏や鈴木を除名処分としている事はは認めらません。それが世間では「異論を認めない共産党」と理解され共産党の支持を大きく失うことになったのです。この除名に固執している限り共産党は急速の支持を失っていきます。

 ところで私が次の本で書こうしていることは次のようなことです。

第一部、松竹氏の除名などについて私が主張していたこと

第二部、3月16日、私の除名を巡って京都府委員会とのやり取り

第三部 3月17日、東京での新聞記者会見でのやり取り

第四部 除名後の私の主張

第五部 根源的な問題、民主集中制と科学的社会主義について

第六部 「日本共産党の100年」について

 等です。今日以降、そのエッセンスというか要約メモを書いていきたいと思います。それを読んだ感想や意見をコメントとして書き込んでいただければ、出版にあたっての原稿に生かしていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

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