言っていることと、行っていることが違いすぎる共産党 鈴木元氏がFacebookで指摘

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鈴木元氏が、facebookでとても重要な指摘をされている。全文を転載する形でご紹介したい。

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言っていることと、行っていることが違いすぎる共産党
私は共産党を含めてどのような政党・団体・個人も不十分さがあったり誤りを起こすものであると思っている。そのことをいちいち上げ足取り的に取り上げるつもりはない。しかしその政党や団体・個人の根本的主張と著しく違っていれば「それは改めないと国民から支持を失いますよ」と指摘せざるを得ない。以下の三項目について別々に書けばよいのだが仕事が詰まっているので簡潔にまとめて書く。
(1)20年間、自宅と本部を車の送迎を受けてきた「赤い貴族」市田副委員長。
共産党は近年「革命党」であると強調している。そして副委員長の市田氏は「庶民」を売り物にし、貧しい人々に寄り添っているように演説している。その市田氏は8000万円もするタワーマンションをローンも組まず、京都の家も売らず購入して住んでいることが知られ批判を浴びてきた。
ところが最近、ある人が市田氏のフェイスブックで「今回の京都市長選挙ではなく70年知事選挙のことを書いている」と批判的に紹介していたので開いて見てみた。確かに今回の市長選挙のことは一言も書かず70年知事選挙のことについて2行ばかり書かれていた。しかし文書全体は、通勤電車の中の様子として「ほとんどの人がスマホを見ていて、新聞や本を読んでるのは、私ともう一人の中年男性だけ」などの記述である。なんとのんきな副委員長かとの印象を受けた。
ところが読んでいて気が付いたこととして、彼は最近、自動車通勤から電車通勤に変えたような書きぶりであった。京都府委員会時代の彼は車の免許は持っていなかったので、一瞬「東京に行ってから努力して取ったのかな」と思った。しかし彼の性格からそんなことをするはずないと思い、少し前のフェイスブックを見た。すると1月29日の彼のフェイスブックに「今日から電車通勤」を書かれていた。81歳の彼は党大会で91歳の浜野人事局長の下の局長代理となった。2年後の大会で浜野氏が引退してこそ、彼は晴れて局長に就任できる。それに向けて健康を維持したいらしく電車通勤を決意したことが読み取れた。それではそれまでの車通勤とはどうしていたのか。不破哲三氏が自宅から本部へ中央の運転手が運転する車で送迎されていたことは良く知られていてマスコミでも「赤い貴族」と書かれていた。その不破氏と同様に市田氏は中央の運転者が運転する車で自宅と中央本部の送迎を受けていたのである。彼が京都から中央に行き2000年に書記局長になってからである。「革命党」を語り、庶民性を売り物にしている市田氏は20年間に渡って自宅と本部の行きかえりを運転手付きの車で送迎してもらっていたのである。地方の党専従が低い手当を遅配と欠配に苦しんでいるとき、市田氏はローンも組まずタワーマンションに住み、その自宅と本部を運転手付の車で送迎されていたのである。これでは「赤い貴族」と言われても仕方がない。


(2)神奈川県党会議、四人の保留者、大山氏を県委員に選出せず
田村委員長は党大会や県委員長会議において「共産党は日本で最も自由と民主主義の党である」と標榜している。ところが党大会において「出版より除名が問題」と発言した神奈川県議員団長大山氏にたいして田村委員長などは人格否定に及ぶような大山氏批判を行い、党内外からパワハラだとの批判が寄せられていた。党大会後の常任幹部会において神奈川県委員長は中央に配置換えされ、中央から井上和好機関紙活動局次長が派遣された。
その神奈川県の党会議が2月10日に開催された。そこで指導部が提起した方針にたいして四名の保留者が出た。その対策が井上氏の初仕事になりそうである。とろで県会議員3期目の大山氏は県委員に選ばれなかった。3名の県会議員がいるが1人はブランクを挟み2期目、もう1人は、2期目を務めたあと次点、その後繰り上げ当然で復活した人である。だから三期目である大山氏が県会議員団長になってきたのである。都道府県会議員団長や政令指定都市議員団長はその都道府県において共産党の顔であり、その人を都道府県委員に選ばない都道府県党などない。神奈川県党の対応は異常であり中央の意向が強く働いているものと思われる。これでどうして「日本で最も自由と民主主義が保障されている党」と言えるのか。
(3)京都南地区活会、後援会員や赤旗読者にも参加を呼びかける。
先に記したように共産党は最近、やたらと「革命党」を強調し、党大会では「量とともに質を」と提起し党生活の確立を呼びかけている。今日、2月14日、京都南地区委員会は活動者会議を開催する。おどろくべきことは、その案内チラシが「赤旗」に折り込まれていた。通常、地区活動者会議は、地区委員・支部委員など地区の積極的な党員の会議である。その案内を誰もが見る「赤旗」の折り込みしているのである。そして対象者を党員にとどまらず後援会員・赤旗読者にまで広げて参加を呼びかけている。党員と党外の区別をなくした案内である。
内容は「29回党大会報告」とされているが、報告者は京都府委員会副委員長の宮下氏となっている。通常地区活動者会議の報告者は地区委員長である。それを府委員会の副委員長が報告するのである。なぜか判らない。河合南地区委員長は党大会代議員として参加しているのみならず、党大会で大山氏を批判し松竹除名処分についても正当のように発言している。南地区における処分文書において「支部ではなく地区で行なったが、支部の同意を受けている」と書いたことにたいして、支部から「同意などしていない」と抗議を受けているにも関わらず、党大会において「地区で処分したことは支部の同意を得ている」と嘘を含めて発言した人物である。この不可解な混迷した対応も府委員会や中央がかかわっているのであろう。共産党内では、なにかよくわからない混迷が起こっているようである。こんなことを繰り返している限り党員が元気になり党組織が発展することは難しいだろう。

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