京都市長選挙、「横一線」報道 鈴木元氏がFacebookで重要な指摘

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鈴木元氏がFacebookで「横一線」と報じられた京都市長選挙について独自の視点から分析をされている。321票まで肉薄した木村万平選挙に深く携わった人の提言だけに、傾聴に値する。ぜひお読みください。

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京都市長選挙、「横一線」報道

 今日29日、「京都新聞」を始めとするマスコミにおいて京都市長選挙を巡る世論調査の結果として「横一線」と報じられた。自民・公明・立憲に押された松井孝治陣営は、維新推薦の有力候補であった村山氏が政治献金等で維新が推薦を止め当選を争えなくなったことから楽観論で動きがすぐれなかった。しかし何よりも自民党の政治献金を巡る国民・市民の反発が急速に広がっていることに対して過小評価があったと推測される。

 松井陣営は出陣式に自民党の国会議員が挨拶しないなど自民党隠しで行ってきた。

そして「歴史を戻すな」と革新自治体=共産党と言う反共攻撃を前面にしながら組織的締め付けで浮上しようとしている。

 福山和人氏の「お金で動く政治ではなく市民の声で動く政治」のスローガンをはじめ「中学校給食を市全体を一本にまとめたセンター方式ではなく学校単位で」などの政策が急速に市民の共感・支持を得つつある。その点で過去何回か経験したチャンスを迎えている。

 ところで福山陣営は当初「推薦も支持もしない」と言っていた共産党が、志位委員長(当時)が「共産党知る会」にやってきた時に「福山氏を市長に押し上げよう」と言って以来、明らかに方針を変更し「共産党が前面に出る選挙活動」を行い、本日29日には田村智子委員長もやってきて応援演説を行ったようである。私は「共産党隠し」は問題と思うが「共産党が前面に」という方針も革新統一という点で間違っていると思う。参加の一政党として「対等平等で出すぎず、隠れず」で臨むべきだと考える。

 この「共産党が前面に出た選挙」が市民にどのような受け止めになるのかが重要なポイントだろう。これで福山氏が「当選」したり「善戦」すれば、共産党は「共産党が前面に出たことがよかった」と教訓化するだろう。しかし革新共同を進めるにあたって本当にそれでよいのだろうか。いずれにしても2月4日の投票日に向けての組織活動が勝敗を分けるだろう。松井陣営は京都市に群がる利権集団が死に物狂いで巻き返しをはかるだろう。市政刷新を願う我々が、それに負けない取り組みが必要である。

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