「揺らぐ」共産党、田村委員長の言動。鈴木元氏がFacebookを更新

29党大会特集

鈴木元氏がFacebookを更新した。全文を転載する形でご紹介したい。

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「揺らぐ」共産党、田村委員長の言動。
昨日26日の「日本経済新聞」に田村委員長がインタビューに答えた報道がなされている。そこで田村氏は「野党共闘では安保破棄は提起せず容認します」と答えている。2022年参議院選挙の直前には志位委員長(当時)が「我が党が入った政権では自衛隊は合憲です」と語り大きな波紋が生じた。要するに志位・田村の両名は野党連合では安保も自衛隊も認めるとう言ったのである。それでは松竹氏の除名などは間違いであったことになる。松竹氏も綱領から言って将来は安保廃棄・自衛隊解散を追求するが当面の野党連合では安保も自衛隊も認めざるを得ないだろうと書き言ってきたのである。それに対して共産党は先の党大会での山下副委員長・大会幹部団員の報告において「松竹氏は我が党の綱領の根本を否定し安保と自衛隊の容認を迫ったので除名したのである」と述べている。全くかみ合っていない。どう考えても論理的に言って松竹氏を除名する理由などないのである。どうも除名処分するということが先にあつて後から付けた理屈の一つが「松竹氏は我が党の根本的課題である安保破棄と自衛隊解散を否定した」と無茶苦茶な理由を言い出したとしか言いようがない。


今日27日の「朝日新聞」に田村委員長が国会において各党の部屋へ挨拶回りに訪ねた事が報道された。その中で田村氏が国民民主党を訪ねた時、玉木委員長が「わが党を悪政連合とは言わないでくださいね」と言ったのに対して田村氏は笑いながらお茶を濁したと報じた。この発言は昨年末に志位委員長(当時)が記者会見において自民・公明そして維新とともに国民を名指しで「悪政連合」と語ったこに由来している。その時、私は「言い過ぎだ。そのような言い方すれば野党共闘の広がりなど出来ない」とフェイスブックに書いた。野党共闘を追求しながら個々の政策についてはケースバイケースで対応すればよいのである。しかし田村氏は玉木氏の指摘にたいして、そうした柔軟性に基づく発言は出来なかった。この田村氏の各党周りには志位氏が同行していた。共産党は「国政では委員長が責任者」と言いながら「党を代表するのは議長」と言っているのだから、田村委員長は志位発言の枠でしか言動出来ないことが改めて明らかになった一幕であった。

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