志位指導部は党大会・総選挙をどうするつもりか?鈴木元氏のFacebookへの投稿を紹介します

鈴木元

10月5日から2日間の日程で開催される、日本共産党の第9回中央委員会総会の初日、鈴木元氏がFacebookに投稿されました。全文を転載してご紹介します。

志位指導部はどうなったのだろう。党大会・総選挙をどうするのか。
 10月3日の「赤旗」の6面の党活動欄に9月度の党勢拡大の結果が小さく報じられた。結果は日刊紙170部の減、日曜版は598部の減。9月は来年1月に開催される第29回党大会に向けての結節点で130%目標の半分をやりきる月であり、何回も声明が出され会議が開催された。にもかかわらず目標達成はおろか増紙にもならず減紙したのである。あえて出さないが47都道府県別増減を見ると増紙した県の大半が、まるでつじつま合わせのような数部単位の増紙である。第8回中央委員会総会で全国の拡大の模範県として扱われた福岡県は県委員長が私や松竹氏を反共分子扱いの言辞で全党員へのアピールを出して拡大を呼びかけていた。その結果は日刊紙4部、日曜版9部の拡大で他府県と変わらないつじつま合わせのような成果にとどまった。何回も繰り返して言っているように「130%の党勢拡大」を毎月毎月追求するような活動は破綻しているのである。
 今日5日から第九回中央員会総会が開催された。そこでは「第二の手紙」が出され、この間の失敗が明確な「130%の党勢拡大」を、性懲りもなく引き続き党大会に向けて行うというのであるから、どうしょうもない。あえて論評する必要もない。
 ところで今日5日に開催された第9回中央委員会総会の名で来年の1月15日から18日にかけて党大会を開催することが決定された。しかし大会決議案は出されなかった、どうするつもりなのだろう。1月15日に党大会を開催するなら12月に県党会議、その前に地区党会議、そして支部党会議を開催しなければならない。するとどんなに遅くとも11月のはじめには決議案を発表し全党討議を開始しなけれはならない。今日の10月5日の第9回中央委員会総会で出されなかったのであるから、10月の終わりか11月の初めに再度第10回中央員会総会を開催し決議案を出さなければならない。その場合12月か1月に解散総選挙となればどうするのか。党大会は開催できなく延期ということにせざるを得ないだろう。本来今日の中央委員会総会で決めておかなければならないが、130%拡大の「第二の手紙」だけであった。さらに言うと総選挙ということになれば選挙政策がいる。まさか先日発表された経済政策だけで選挙を闘う訳には行かないだろう。そうすると第10回中央委員会総会は「総選挙になる場合は党大会は延期、総選挙を闘う政策はこれ」「総選挙がない場合は党大会開催、その場合の決議案はこれ」としなければならなかったが、今日そういう提起ができなかったのだから、10月の終わりか11月のはじめに開催しなければならなくなった第10回中央員会総会においてそうした判断と二つの文書を用意しなければならないが出来るのだろうか。私が心配することではないが中央委員の人々、とりわけ全体を統括し判断しなければならない志位委員長、いまから2週間余りで決議案を作成することになる小池書記局長、総選挙政策を書かなければならない田村政策委員長の手腕が問われるが、いかがなものか。

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