鈴木元氏がベトナムからFacebookを更新 転載します

鈴木元

鈴木元氏が、仕事で滞在しているベトナムからFacebookを更新した。全文を転載してご紹介する。

全国県委員長会議について     

31日から2カ月ぶりにベトナムへ来ている。ベトナム戦争中に米軍が撒いた猛毒ダイオキシン入りの枯葉剤被害2世3世の障害青年を農業を通じて社会参加・自立への道の取り組みの到達点を共有し次への発展を図るために、今日2日ホーチミにおいてシンポジウムを開催した。大使館、総領事館、JICA等も参加してくれて大きく成功した。

 さてそんな中でも日本の政局には関心を持ち、オンライン上での様々な情報を見ている。共産党の志位指導部は相も変わらず、出来もせず、全党を苦しめているだけの130%目標を達成するために様々な会議や訴えを出してきた。

 そして今日(2日)明日(3日)かけて全国の都道府県委員長を招集して130%達成のための会議を開催した。小池書記局長の報告によると8中総を読了した党員は22%、具体化した支部は20.2%というのであるからどうしようもない状況である。

 小池報告によると入党申込者は641名であるが増勢には至らなかったとしている。つまり死亡や離党者が入党者を上回り減勢になったのである。日刊紙は今まで別にしていた電子版を入れて60部拡大。つまり1県1部の拡大、日曜版は247部つまり1県あたり5部の拡大である。度重なる会議の開催、赤旗紙上で訴えの連発の結末がこれである。これは明確に失敗である。しかし志位指導部は、このわずかな拡大を反転攻勢のチャスとして8月こそ本格的な党勢拡大の月にしようと訴えるのであろう。

 しかし志位指導部の「増勢への手掛かりを得た」が現場にどれほどの被害をもたらしているのか分からないところに一層の悲劇がある。

 県委員長は全員中央委員であり給与を志位指導部から支給されている。またも誰一人表立って批判反対しないで自己批判と決意の表明で終わる会議になるのだろう。専従中心の上位下達の党運営をを改めない限り、この悲劇は続くだろう。なお福岡県委員長が特別報告、つまり拡大県として持ち上げられて発言している。しかし、そんなに遠くない時期に福岡で矛盾が露呈するだろう。

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