被災ベトナム人への支援
1月1日、能登半島で大きな地震が起こり大変の被害が起こっているが論評してこなかった。それはマスコミが報じる以上の情報を持ち合わせていなかったこと。後期高齢者である私がやみくもに支援に駆け付けても足手まといで迷惑を掛けるから、具体的なことを書けなかった。
しかし今日3月11日は東日本大震災13周年日であり、私も所属している日本ベトナム友好協会京都支部 としての能登半島支援の当面の方策が決まったので少し書くことにした。この間の私たちの調査で石川県には12000人の外国人労働者がおり、そのうちべナム人が4200名で最多である。技能実習生としてスーパー・コンビニ、漁業、農業に従事し当地の産業をを支えていた。しかし地震・津波によって突然職場を失い国元への送金ができなくなっただけではなく、日々の暮らしにも困る状況にあることが分かった。そこで17日(日)18日(月)の2日間車二台でホォーなどのベトナム食材などの物資支援に出かけることにした。女性のために生理用品も届けるためにベトナム人女性通訳などにも参加してもらうことにした。
東日本大震災は日本が地震列島であり全国何処で何時、地震・津波が起こっても不思議でないことを改めて明らかになった。そしてその海岸に原発が作られており事故が起これば取り返しの付かない事故になることを示した。今回の能登震災でもその危険を改めて示した。そして13年の歳月は日本の産業は無権利低賃金外国労働者の存在抜きには成り立たない事態となっていることを教えた。彼らが食べるために能登を離れれば能登は土木的復興はできても産業の復興は出来ないことが明らかになっている。政府は本気になって外国人労働者のへの支援、処遇改善策を取らなければならない。当面の支援活動に続いて、こうした施策の抜本的改善求めていくつもりである。
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