鈴木元氏がここ数日、連続してFacebookに投稿している。全文を転載する形でご紹介したい。
市田忠義氏からの反論はない
私は、常任幹部会員たちが自民党より立派な本部の建物の中に個室を保障されていること、国会議員の党員並みの給与を保障されていること。そして市田氏は7000-8000万円するタワーマンションに住んでいること、しかもローンを組まず全額現金で支払っていること、自署「規約と党建設」」の本を「赤旗」に四段抜きの広告を載せ全国47都道府県の委員長に「私も推薦します」と書かせるなどの党私物化を行っていること等を指摘したが今日まで反論が無いままに来ている。ところが京都の共産党内部で寺田茂副委員長の名前での10月21日付け「鈴木非難論文」をコピー厳禁で配っている。寺田氏は何の根拠も示すことなく「そのような家には住んでいない」とか「(給与保障は)事実無根」と書ている。
ところが議員資産公開法による市田氏の資産(2017年1月4日午前9時30分時点のもの)
を見ると金融資産として預金額は1885万円と記載されている。これは本人申告によって記載されているものである。しかも申告しなければならないのは定期預金のみで普通預金は書かなくてもよいという制度である。
以前にも書いたが、私の知人にもタワーマンションに住んでいる人はいるし、その程度の預金を持っている人もいる(ただローンなしの人はいないが)。問題は多数の専従者が薄給でしかも遅配・欠配で苦しんでいる状態にある時、そして公設秘書には300万円を超える党への寄付をさせているのに、志位委員長をはじめとする幹部はいずれも公設秘書より少ない額しか寄付していない。そして副委員長である市田氏がこのような不動産・金融資産を持っていることはおかしいと指摘しているのである、常任幹部会のこのような特権はやめるべきであると言っているのである。しかし今日に至るまで反論はない。
「赤い貴族」不破哲三氏
ところで週刊誌で何回も報道されているが元議長で現在も常任幹部会員である不破氏は3265平米の土地に居住棟と趣味である土人形収納の建物を持ち、そこに党専従職員のコック、運転手兼ボディガード、管理人が住み込みでいる建物を持つなどし「赤い貴族」と報道されてきたが、これについても反論は無い。
レーニンはどうだったか
私はレーニンが住んでいた建物も調査に行ったことがある。1917年の革命直後、レーニンはクレムリン内に住んでいた。そこは畳の和室とは違うから多少面積はひろかったが寝室・書斎・ダイニングキッチンの三室の質素な部屋であった。しかし1918年レーニンはテロリストによって銃撃され負傷して以降、その療養もかねてクレムリンから車で1時間ばかり郊外に居を移した。私はそこも見学見に行った。そこはロシア一番と言われた富豪の妻の別荘を接収したものであった。大理石の白亜の2階建で、高級な調度品、バスルームが2ある立派な建物であった。クレムリンに通ったロールスルイスの特別仕様の車、冬は前輪はそり、後輪はゴムのキャタピラになる超高級車であつた(現物が展示)。不破氏も見学に行ったことがある。彼はこれを見て、私などと違って批判的思いを持ったのではなく「最高幹部はこのような処遇を受ける」のは当然と思ったのであろう。
「庶民の党」とか「貧しきものの党」とかは「宣伝」であり、党の幹部たがちは違う「革命党の幹部政策」の名によって特別処遇を受けている。まずこれらのことを改める事を抜きに共産党が真に庶民の党になることは無いだろう。
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