今ならまだ間に合う。志位和夫・日本共産党委員長は、松竹氏の除名を撤回し、鈴木元氏に謝罪を。混乱の責任をとって辞任すべきです。

管理人のコラム

仮眠から目覚めたら、ニュースが飛び込んできました。

松竹伸幸さんと「分派的活動」をしたなどと、謂れのない誹謗中傷を受け、名誉を著しく傷つけられている京都の古参党員・鈴木元氏が、ベトナムから帰国した模様です。

本日(3日)氏のFacebookが更新されています。

ご本人から全文転載の許可を受けておりませんので、以下、筆者なりの要約を掲載します。
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鈴木氏の3日付のFacebookの投稿は、前半、今回のベトナム行きの目的と成果を述べられた上で、ご自身と松竹伸幸氏の除名をめぐる動き、日本共産党の対応等について、留守中の新聞を整理する中で感じたこととして、大要3点にわたりまとめています。

(1)2月28日の「赤旗」以来、「松竹問題」の記事が掲載されていない点に疑問を呈す

 27日には、松竹氏が外国人記者クラブに呼ばれて講演・質疑応答を行っていますが、そのことに「しんぶん赤旗」が触れていないばかりか、同27日、ヤフーニュースに、この間の松竹問題についての詳細報道がなされ、その中で事実に基づく記事と、「京都府委員会は市田派と鈴木派がにらみ合っている」などのフィクションとしか考えられない記述もあり、「本来共産党としては黙っていられない記事だと思う」のに、まったく報道やコメントが出ていないことをあげ、「今日に至るも何の報道もない。どうしたのだろうか。」と、疑問を呈しています。

2)党員参加の党首選挙を行えば党首独裁になると志位委員長が答えたことを鈴木氏は厳しく批判

 2月27日付の「しんぶん赤旗」には、前日の26日にテレビ出演した志位委員長が、記者の質問に答えた内容が掲載されています。その中で記者が、「(党首在任が)22年にわたっておられるが」と問うと、志位委員長は「選挙の結果そうなっただけ」「党員参加の党首選挙を行えば、党首の独裁へ進むのでやりません」と答えたことを受けて、鈴木氏は次のように厳しく批判しました。

①「選挙で選べば独裁になる」とは「国民が主人公」と言っている政党の党首としては考えられない非民主的発言である。

②同時にこの発言は共産党の「各級指導部は選挙によって選ばれる」とする党規約の精神から言っても許されない。志位氏等は松竹氏が「党首公選」を党外で主張したことは党規約違反だと除名の理由にした。それでは志位氏が党決定の何処にも規定されていない「党員参加の党首選挙を行えば党首独裁になる」との勝手な発言は規約違反にならないのか。

鈴木氏は、上記のことを「党規律委員会で慎重に検討していただきたい」と要求しています。

(3)3月2日の宮城県議会において共産党の三浦一敏議員は村井知事にたいして「長く続けると、誰の意見も聞かなくなる。お辞めになったほうがいい」と追及。これに対し、村井知事が「その言葉は志位委員長にお伝えしたい」と答弁したことに言及

鈴木氏は、共産党が、他党などに対しては「長すぎることは良くないと」と追求しながら、自分のことについて「選挙で選ばれてきた」「余人持って代えがたし」「選挙で選べは独裁になる」など支離滅裂な発言をしていることを問題視し、「これが国民から疎まれる理由の一つであり、だからこそ、選挙制、定年制、任期制の導入が必要なのだ」と訴えています。

しかも注目すべきは、明日、鈴木元氏は、自身が会長を務める、地元の共産党後援会として、一斉地方選挙勝利の決起集会を開催し開会挨拶を行い、集会後、皆さんと一緒に団地の中を共産党の旗を掲げてハンドマイクを持って「反戦平和の共産党を躍進させてください」と練り歩く予定をしている、という記述です。

最後に鈴木氏の記事は、次のように締めくくられています。

「こんな私を何の根拠も示すことなく共産党攻撃を書き綴っている人間として『赤旗』や演説会で攻撃することについて(志位和夫委員長は)お辞めになり謝罪すべきだろう。」

—————(要約はここまで)

 いかがでしたでしょうか?
 以上が、3日付けFacebookの鈴木元氏の投稿記事の要約です。

 ここからは、私なりの解説を少しだけ付け加えます。

 27日以降、「しんぶん赤旗」での松竹さんや鈴木さんに対しての批判キャンペーンは、確かに鳴り止みました。

 それは、18日の秋田での志位和夫委員長の演説、23日の京都府内での市田忠義副委員長の演説、さらには25日の長岡市での山添参院議員の演説など、いずれも演説用のマニュアルを作り、その原稿に沿った形で党幹部が行ったものの、党内、支持者らの反応があまりにも良くなかったからではないでしょうか。「論戦は噛み合っていない」と感じたとったのかもしれません。

 しかも、松竹伸幸氏は、27日の日本外国特派員協会での記者とのやり取りで、“地方選挙は、個人的にも応援したい党の候補者がいるが、今の共産党はそれを許さないだろう”と苦しい胸の内を率直に語っています。

 同様に、鈴木元氏は、この間も、府内最大規模の党後援会の会長として、自ら「しんぶん赤旗」拡大などの実践の先頭に立っています。

 すでに処分した党員を名指しで批判したり、いわんや、調査もされていない古参党員を批判すれば、党内外からのさらに大きな批判の声が広がることを恐れて、「しんぶん赤旗」などでの批判を手控えていると、考えられます。

 実際、国会の動きを日夜取材しているある記者からは、「志位委員長は、かなり消耗しているようだ」との情報も寄せられています。

「覆水盆に返らず」という言葉があるように、このままでは、事態は何もかわらないどころか、志位委員長の的外れな「メディアの反共キャンペーン許すな」「結社の自由の侵害を許すな」という主張への批判と疑問の声は、ますます広がり兼ねません。

 付言すると、市田忠義副委員長に至っては、Facebookでのお仲間同士のおしゃべりの中で、「鈴木元氏も予想通りの転落ぶりですね。『俺が俺がの人物の哀れな末路を見る思いがします」などと、世界に公開されることが予想できる場であることを知ってか知らずか、鈴木元氏の人格やこれまでの実績を著しく傷つける発言を行っており、謝罪はいっさいないようです。(後日、こっそり削除しています)

 鈴木元氏は、明日4日も後援会決起集会で挨拶し、ハンドマイク宣伝で党躍進を訴えると書かれています。彼のどこか転落なのか?どこが哀れな末路なのか?市田氏は、鈴木氏に謝罪をすべきと思いますが、読者諸氏の見識をお伺いしたいものです。

 志位和夫委員長は、党を代表して、松竹伸幸氏の除名を撤回し、鈴木元氏の名誉を著しく傷つけたことを謝罪するべきです。的外れな「反共キャンペーン」反撃の進軍ラッパの鼓吹を直ちにやめ、日本共産党本来の論戦力と草の根のパワーで、地方選挙での躍進で大軍拡キャンペーンに歯止めをかけよう、と訴えるべきです。

 今ならまだ間に合います。

 明後日、3月5日の円山野外音楽堂での志位和夫委員長の演説に、大きな注目が広がっているのですから。
 明後日の演説は絶好の機会ではないでしょうか。

                   2023.03.03 ひな祭り イケおじ2024@管理人

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