共産党と立憲民主党との「連携・力合わせ」に注目していきたい

管理人のコラム

昼間にX(旧ツイッター)にも投稿したが、国会を取材する知人の記者から得たソースをブログに残しておく。
年内にも解散・総選挙が現実味を帯びてきているもと、共産党と立憲民主党との「連携・力合わせ」に注目していきたいと考えるからだ。

志位和夫委員長は、21年、22年の2つの国政選挙などでの「野党共闘」の成果を強調する。
他方、今回でも国民民主党の玉木代表の一連の発言に象徴されるように、野党共闘の輪に共産党が加わることへのアレルギー、抵抗感は引き続き根強いものがある。「立憲共産党」というネーミングを出せば、どこかマイナスなイメージを有権者に抱かせることができると、考える人たちも一定程度存在することも事実だろう。

野党第1党の立憲民主党が本気で政権を取りに行くのなら、そして超高齢化と組織の硬直化で党勢の伸びにあえぐ共産党が真に潮目を変えて、伸長路線をすすもうとするのなら、今回の「連携・力合わせ」にそれぞれの党がどれだけ真剣に向き合うのかが、問われていると思われる。

現状は、次の3点がリアルなところだろう。

①臨時国会の開会にあたり立憲のあいさつ回りをリードしたのは、岡田幹事長。補選での勝利もあり、「野党の議席の最大化を目指す」ために、野党各党と様々な角度から連携の強化をはかりたい、との挨拶まわりを行ったというところだろう。

②共産党は向こうから挨拶に来てくれた機会を捉え“野党共闘は自分たちが主導している”とアピールするために赤旗1面に載せた。
③志位委員長にしてみれば、これで党大会に向けて野党共闘再構築の旗を掲げて攻勢をかけることが出来る。前々回は民進党の代表代行として安住淳氏、同様に自由党代表として小沢一郎氏、前回は、安住氏は立憲民主党の国会対策委員長として来賓あいさつを行っている。このように、来年1月の第29回党大会に立憲の幹部を呼ぶことが出来たら志位氏はウハウハではないか?

ここから、どう進んでいくのか、注目していきたい。

コメント

  1. もりのくま より:

    志位さんは「合意」を強調しますが、「原則」はどこへ行ったんでしょうか?
    共産党が野党共闘に参加する場合、「相互支援」「政策合意」を「譲れない原則」だと言ってきましたよね。
    「本気の共闘」を強調した時期もありました。
    今回の党首会談?からは「本気度」も「原則」も伝わってきません。

    歴史を遡れば、1970年代には「安保廃棄」に転じた公明党に政権共闘を呼び掛けたこともありました。「社共」のような政党の組み合わせではなく政策合意が大事だ、と言ってきました。

    その流れで考えれば、連合の芳野会長に色目を使う立憲民主党より、消費税廃止で党首間合意が存在するれいわ新選組の方が大切な共闘相手ではないのでしょうか。

    なぜ「政策よりも政党の組み合わせ」に陥ってしまったのか?
    今までの共産党ならそこは明快に説明していましたよね。

    党幹部の説明を聞きたい所です。

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