これから、当ブログでは、日本共産党志位和夫委員長の「被害妄想」を正すというテーマで、何回か記事を書いていこうと思います。
おおよそ、次の2点が志位和夫委員長が、松竹伸幸さんの除名とそれを「利用した」メディアによる「反共キャンペーン」に関し、演説で述べている内容です。
①松竹伸幸さんの党除名を利用して一部メディアが日本共産党は異論を許さぬ党だと「反共」のキャンペーンを行っている。反共は戦争前夜の声、戦前も共産党を弾圧し、その後に侵略戦争が始まった。再び日本を戦争前夜にしてはならない。今度の一斉地方選挙で日本共産党を伸ばして、こういう逆流を打ち破ろう
もちろん、その前段には、
②松竹伸幸さんが除名になったのは、異論が持ったことを問題にしたのではなく、異論をルールに則り述べるのではなく、いきなり、出版という形で党の外から党の綱領や規約を否定する攻撃を行なったからだ、
という説明があります。
下記の演説は、3月4日、千葉県内の街頭演説会で集まった聴衆に向けて行なった演説の該当部分の全文です。
ーーーーーーここから全文おこし
こういう党だからこそ、相手の攻撃も激しいものがあります。「党の規約を無視した行動で除名した元党員を利用して一部の大手メディアが「共産党は異論を許さない党だ」というキャンペーンを行っております。しかし、事実と違います。この元党員は、異論を持ったから処分されたんじゃないんです。異論を持つことは自由ですし、党内のルールに則って、自由に言う権利があるんです。そういう自由なルールに則った意見表明をしないで、いきなり党の外から、出版という形で党の綱領や規約を否定する、そういう攻撃を始めた。だから、ああいう対応(除名処分)を致しました。
みなさん。どんな組織でも、真面目にその組織をよくしようという人ならば、まず組織の中でコミュニケーションしようという努力をするんじゃないですか?そういう努力もなしに、外から攻撃する。それは真面目な態度とは言えません。憲法学者の小林節さんが、こういう状況を憂いて、こういう談話を寄せてくださいました。「多くのメディアは、岸田内閣の大軍拡に対して、まともな批判をしていません。日本共産党を攻撃する前に、もっとやることがあるのではないでしょうか?」
私もそうだと思います。
みなさん。京都府の知事を務めて長いこと全国の革新自治体の灯台と呼ばれた蜷川虎三さんという、大先輩がいるんです。その方が1950年に、最初の知事選挙で訴えた言葉で、「反共は戦争前夜の声だ」と述べた言葉があるんです。みなさんこれは、歴史の真実ではないでしょうか?あの太平洋戦争のことを思い起こしてみても、反共の後にやってきたのは、戦争だったじゃないですか、まず日本共産党を弾圧し、その後に侵略戦争が始まった。みなさん、日本を再び「戦争前夜」にしてはなりません。みなさん、こういう逆流は、みんなの力で打ち破って、日本共産党躍進、丸山さん勝利、10名全員当選という回答を示そうではありませんか!
ーーーーーーーーここまで
本日は、いよいよ、蜷川虎三元京都府知事が、「反共は戦争前夜の声」と喝破した地、京都で志位和夫委員長が訴えます。
ご本人も高揚感マックスで千葉での演説と同じこと、いや、さらに踏み込んで新しいことをくちばしるかもしれません。
しっかり、内容を監視、吟味し、千葉での演説と合わせて、問題点を指摘し、委員長の「被害妄想」をただしたいと思います。
コメント